腎臓移植について
日高病院腎臓外科の腎臓移植

日髙病院では、認定レシピエント移植コーディネーターをはじめ、4名のコーディネーターが常勤しています。
コーディネーターは移植相談外来での面接、移植に向けての検査、入院中、移植後の定期通院をフォローしています。
※移植相談外来とは腎臓をいただく方と腎臓を提供する候補の方が一緒に受診し、移植について説明を聞いて考えていただくための外来です。
※腎臓移植(生体腎移植、献腎移植)をご希望される方は、完全予約制となっています。
腎移植とは
末期腎不全の治療の1つで、悪くなった腎臓の機能を頂いた健康な腎臓で補う治療法です。
現在では末期腎不全唯一の根治的治療法であり、血液透析や腹膜透析の2倍近い延命効果が得られます。
毎日免疫抑制剤を内服する必要がありますが、健康な人と同様の生活が期待できます。
ドナーとレシピエント
腎移植を受けるためには腎臓を提供して頂く必要があります。腎臓を提供する方を「ドナー」といい、腎臓を頂く方を「レシピエント」と呼びます。元気な健康な方から片方の腎臓を提供して頂く生体腎移植と、亡くなった方から腎臓を提供して頂く献腎移植の2種類があります。
①生体腎移植
現在、日本で行われている腎移植の9割は生体腎移植です。ドナー候補は無償の善意による腎提供を希望し、かつ親族(6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族)
である方に限られます。手術前の検査で問題なければ、3~6か月程度で腎移植を行う事が出来ます。
②献腎移植
献腎移植は心停止してから腎臓が提供される場合と脳死判定された方から腎臓が提供される場合の2種類があります。いずれの場合も一人のドナーから2個の腎臓が摘出され、二人のレシピエントに提供されます。献腎移植を受けるためには移植施設を受診し、移植施設を介して日本臓器移植ネットワークに登録する必要があります。献腎登録してもすぐに腎移植を施行できるわけではなく、10年以上待機する必要があります。
血液不適合腎移植
現在、生体腎移植では血液型が異なっていても腎移植は可能です。
先行的腎移植
血液透析や腹膜透析を介さないで、末期腎不全の状態から直接腎移植を行う方法です。透析経由の腎移植に比べて、成績が良いことがわかっています。先行的腎移植を受けるためにはeGFRが15以下(Cr値3~4mg/dlを超える)になったらすぐに移植施設を紹介してもらうようにして下さい。
高齢者の腎移植
手術機材の進歩、術後管理の習熟などにより高齢者の方にも腎移植が可能となっています。ドナーに関しては70歳~80歳前後まで移植可能と考えております。いずれにしても手術前の検査で安全に手術できる状態であると診断される必要があります。
腎臓外科外来
(2020年4月以降)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
午前 | ||||||
移植外来(再診) 完全予約制9:00のみ | 添野 | 安藤(雅) | 渕之上 | 有吉 | 添野 | 有吉 |
シャント外来11:00~ | 添野
安藤(哲) | 安藤(雅) | 有吉 | 添野 | 有吉 | |
午後 | ||||||
移植相談外来 完全予約14:00~ | 添野 | 添野 | 添野 |


