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画像診断

画像診断について

腫瘍センターの画像診断部門では、PET/CTや64列マルチスライスCTなどによる最先端の画像診断を行っています。PET-CTによる検査は、地域の病医院からの撮影依頼も多くありますが、PET-CTは2台体制で行っていますので迅速な対応が可能です。
また、群馬大学の放射線科による遠隔画像診断やインターネットを使ったテレビカンファレンスなどにより、最適な治療法の選択を進めています。

PET/CT検査

PET/CT検査機器
PETとは「ポジトロン断層撮影法」と呼ばれる画像診断です。がん細胞の代謝・機能を調べる事で早期にがんの発見ができる検査です。がん細胞は正常細胞の3~8倍ものブドウ糖を摂取する特徴を利用し、ブドウ糖に良く似た薬剤(FDG)を体内に注射し、FDGががん病巣に多く集積することによって小さながんも画像として表現する事が出来ます。
 
また、CT(Computerd Tomography)とは、コンピュータ断層撮影のことで、本来は物体の断面画像を得る技術のことを言います。
PET/CT操作室
PETとCTが一体型となったPET-CTでは、PETによる生体の機能画像とCTによる病態画像を重ね合わせた鮮明な画像を一度で撮像できるため、病変部の位置の特定や正確な診断を速やかに行うことができるようになります。2次元、3次元の画像処理によって、小さながんの発見や良性・悪性の診断が可能となり、より正確な治療へと貢献します。
検査に使用する注射薬(FDG)は副作用の心配は、ほとんどありません。薬剤による放射線の被曝は、CT検査と同等で自然界から受ける1年間の放射線量と同等です。また翌日には体内にはほとんど残りません。
通常の検査では、頭部から大腿部までの撮影となります。

PET/CT検査の特徴

PET/CTでは、1回の検査で全身のがん検査ができ、10mm程度の小さな病巣も発見が可能です。がんの位置や大きさだけでなく、活動の状態も評価できますので、目的に沿った検査を行えます。
 
  • 健常時における、がんの早期発見
  • 治療前における、病巣の広がりの診断
  • 治療中における、治療効果の判定
  • 治療後における、再発・転移の早期発見
 
に、絶大な効果を発揮します。

PET/CT検査の流れ

1.採血
血糖値の測定のため少量の採血を行います。
2.薬を注射
微量の放射線を出す薬(FDG)を少量注射いたします。
3.薬の浸透
薬(FDG)が十分に浸透するまで専用の個室で安静にお待ちいただきます。(約60分)
4.トイレ
検査前に十分に排尿していただきます。
5.撮影
PET/CTカメラで撮影いたします。(約20分)
6.放射線低下
体の中に少量の放射線が残っていますので、 専用のお部屋で休憩していただきます。(約30分)
検査による苦痛はほとんどなく、
2時間で全身のがん検査が可能です

※検査後1~2時間ぐらいは、極微量の放射線が体内に残っています。
※トイレの後はよく手を洗い、身近の妊産婦や乳幼児との接触をなるべく控えてください。

PET/CT検査の保険適応

平成22年4月の診療報酬改定により、従前の適用疾患に加えて、これまで限定的だった悪性腫瘍の適応が、早期胃癌を除く全ての悪性腫瘍に拡大されました。
1. てんかん
難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する。
2. 虚血性心疾患
虚血性心疾患による心不全患者で,心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされる患者に使用する。ただし,通常の心筋血流シンチグラフィで判定困難な場合に限るものとする。
3. 悪性腫瘍
  (早期胃癌を除く)
他の検査,画像診断により病期診断,転移・再発の診断が確定できない患者に使用する。

その他の検査

[マルチスライスCT]
人体を0.5mmの細かさで64断面(スライス)を同時に撮影することで、心臓を含む全身の精密検査を行うことができ、また、3次元の立体画像の作成が可能です。
[マンモグラフィ]
約0.1~0.2mmレベルの微小石灰化や腫瘍の描出が可能で、特に乳がんの早期発見に有効です。
 
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